【空想科学祭2011】感想・レビュー掲示板

青文字=BLUE部門は辛口NG、赤文字=RED部門は辛口OKです。
作者からのレスは、企画終了後に纏めておこなってください。


[72] 【RED】「高いアンテナ」薄桜 Name:空想科学祭実行委員会 2011/08/02(火) 21:41 [ 返信 ]
【題名】高いアンテナ
【あらすじ】
何なのか分からない高い(たぶん)アンテナ。
その正体が知りたくて、俺達は小学生の頃、あのアンテナを目指して失敗した。
あれから6年。俺達は何となく、再びあのアンテナを目指してみる事にした。
【名前】薄桜
【区分】短編(完結済)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n3865v/



[146] 【辛口】ハッピーエンド?  バッドエンド? Name:戯独堂 2011/08/06(土) 17:15
青春SFである。
古いなじみの二人がかつて見た、誰も知らない「アンテナ」。そのアンテナに近づくうちに見えてくるこの世界の秘密。構成そのものは悪くない。いや、むしろ面白いと言えるだろう。作品の構造そのものはすっきりとまとまっており、基本的には文句はない。

しかし、二つほど指摘させて頂こう。

最終話に出てくる「プロフェッサー原田」なる人物の人物像について。
おそらく変人として設定されているのであろう。エキセントリックな人物像が垣間見えるのだが、主人公たち二人に比べて人物像がおぼろげで、どこか存在にリアリティがない(悪い意味で作品世界の中で浮いている)。色んな理由が考えられるが、これは作者様の方で理由を考えて頂くとしよう。読者の側で述べるべき問題ではない。

二つ目は、ラストの光景である。
このラストにおいて、作者様はどういうベクトルを想定しているのだろう? 正直悩んでしまった。
このラストで示唆されている世界は、SFを読み慣れた者からすれば紛れもない管理社会・ディストピアである。が、主人公は置かれている状況をあっさり受け入れている。主人公はアンテナによる洗脳に対し耐性があることが示唆されているから、アンテナによる洗脳ではあるまい。
それとも、「管理社会ネタ」が内包している「自由主義礼賛」に対する挑戦状なのだろうか……などと色々考えてしまった。
読者としては大変恥ずかしいことだが、ラストの光景のあり方が分からなかった、というのが筆者の感想である。

P.S.「分からなかった」というのは読者・評者として最悪な感想なので、作者様、読者様共にこの感想は参考にしないでほしい旨をここに表明しておく。

[147] 【ちょっと辛口】感想です Name:HAL.A 2011/08/06(土) 20:03
 拝読しました。

 さあ先に怖い展開が待っているぞ、と思わせる構成がたくみで、続きが気になって、どんどん読んでしまいました。

 緊張感があって怖いのだけれど、時間稼ぎによりによってゴミ拾いをさせたりするあたり(そして主人公たちもそれに律儀に付き合っちゃうあたり)など、ところどころちょっと呑気というか、のんびりしたムードがあって、そこがなんとなくほほえましかったです。プロフェッサーが、悪くて怖い人のはずなのに、ちょっと憎めない雰囲気があるような。セグウェイのせいかな。

 わたしはラストシーンは、「主人公たちは、なにか最初とは別の手段で洗脳されてしまい、偽の記憶を(かなり過去にさかのぼって)植えつけられたのだろう」というふうに読みました。
 それで、真実の記憶が抹消されてしまっていることを強くほのめかす文脈などが、ラストシーンのどこかに挿入されていると、より不気味さ、怖さが増したのではないか……と、そんなふうに思ったのですが、もし見当違いな読み方をしていたらごめんなさい!(汗)

 ともあれ、楽しく読ませていただきました。ありがとうございました。

[165] 【辛口】感想※ネタバレあり注意  Name:伊予丸 研 2011/08/07(日) 18:01
足りない記憶を辿っていけばの、ライトSFといった所か。
一度読んだだけの感想です。よろしく。

苦もなく読めて結末を知りたくなる話の流れはいいと思う。
だが、最後に辿りつくまでに、これまでにあった重ねられていた謎が一度の読了ですんなりと消化できたのかと思えばそんな感じには受けなかった。どうも、うやむやにされてしまっている気がしてならない。最後は結局洗脳されたのか? プロフェッサー原田の言う「幸せ」の定義って何だ? こちらの想像任せになるが。
読者は以上のような感覚に大概は陥るんじゃないかと思うが、自分は恐らくこの話は、好奇心が招いた主人公達にとっては悲劇というより喜劇。そう仕立てたかったライトSFではと判断する。
しかしプロフェッサー原田なる人物が曖昧だ。「何となく気味が悪い」だけでしか終わらなかった。国に認められるくらい天才だが、「天才」も話の中で具体的にどういった天才なのかが薀蓄でもいいので知りたい所。人物に関してもうあと1エピソードか、あってもよかったのではと思う。

誤字を。
>その夏の休みは、あんまり楽しくなかったとだけは行っておく
→○夏休み、○言っておく
>キレれて
→○キレて

他にも散見してみられる。
以上だ。


[166] RE:【辛口】「高いアンテナ」薄桜 Name:84g 2011/08/07(日) 18:39
 なんというか、肩透かしをもらった感のある作品。
 普通に読むと『記憶云々』のフレーズが出た時点で、『精神操作とかそっち系かな?』と予想するのが普通じゃないかな、と思う。
 で、本当にそういう事象が起きていて、二度有ることは三度あるで、あっさり捕まる主人公…オチもまあ、洗脳モノではよくあるものだし…。
 別に新しい作品だけが良いってわけではありませんが、もうちょっと何か有っても良いんじゃないかなー、と。

 序盤がジュブナイル調で懐かしさのあるフレーバーを出せているのに、後半はその匂いがなくなって淡々とするのも残念。
 なにかシーンごとの繋がりというか、読み終わったときに釈然としないというか。


[213] 【辛口】「高いアンテナ」【ネタバレ】 Name:藤咲一 2011/08/12(金) 00:05
はじめまして。藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、〈RED〉部門の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

面白かったよなぁ。と、首を傾げて読了でした。
正直、途中までは面白い。一人称を上手く利用し、主人公たちがアンテナへと向かう姿にはぐいっと惹かれました。
ですが、自称プロフェッサーと出会ってからは、その勢いがなくなってしまった感じ。
そのあとアンテナの説明があって、あのエンディング。
洗脳による管理された世界ってのは、まあ、ある種の極論である場所で、現代社会のアンチテーゼとして面白いものなんですけど。
個人的な視点から言えば、そこに主人公は“堕ちた”わけで、そうなるんだったら、どうして洗脳による幸せが、国やプロフェッサーの正義なのかといったくだりが欲しかったですかねぇ。
「こうやって生きる事は、あなたにとって幸せですか?」と、もう一歩前に押し出すワンシーンが欲しかったと感じました。
なんてことを書いていますが、自分の事を棚に上げている私ですから、適当に流して下さい。
あと、誤字脱字関係ですが、他の方が指摘されているようですし、私は控えます。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。

[216] 【辛口】感想ひと言ちょいです  Name:饅頭は馬にのる 2011/08/12(金) 00:17
ちょい感想です。こんにちは。
少年たちが謎を追うミステリー、それをSFで。知りたいのは、「アンテナ」の正体。
楽しませて頂きました。
最初から方向が見えていたので、読者の私としても主人公たちと一緒に謎を考えながら読むことができました。「振り出しに戻る」の話の最後の発想で期待は進行上突っかかることもなく高まっていったのですが、続く「知ってはいけない事」で、それはどうかなあと納得いかない感がありました。
例えば、主人公たちはもう小学生ではないし未成年で若者です。力ずくならジジイに抵抗すればその場で勝てるんじゃない? とか。2人もいるんですし、電波もききにくいというのなら怖がるのは洗脳でもないし? とか。
主人公たちが疑問を抱かず幸せならそんでいいやと思うに終止したのですが、最後で頭を捻ったので素直に「面白かった」と言えないのがこちらとしても残念に思いました。

それでは長めに感想なりましたが、ご執筆おつかれ様でした。
感想でした☆


[225] 【辛口】今わたしたちが生きるこの世界が…… Name:砂漠の砂 2011/08/12(金) 23:43
主人公とコウちゃんとの友情がとても自然なものに描かれていて、良かったです。
一方で、ストーリーに深みがないと思います。怖いとは思ったが、感動した、とまでは言えませんでした。だから、どうしろ、というアドバイスは出来ませんが。
ところで、この作品に出てくるアンテナのようなものは、実際現実に存在しているのではないか、と疑いたくなるときがあります。我々をある方向へ条件付けている、未知の何かがあるのではないか、と。
そのことを感じさせてくれるという意味でSFの王道だと思うし、それでいて非常に読みやすい作品でした。

[246] 【少し辛口】不幸なすれ違い Name:武倉悠樹 2011/08/14(日) 18:25
御作、拝読しました。武倉といいます。

えっと、他の方の感想を読むに、少し、首を捻らざるを得ないという論調が多いようにも思いますが、僕はそんなことはなかったです。
展開がスムーズで違和感もなく、なにより、年頃の男子二人の友情、互いに対する虚栄心など思春期特有の自意識、また季節柄にあった夏の情景やノスタルジーなどよく描けていたと思います。心地良い、読了でした。

ですが、他の方のご意見もわからなくはありません。
細かな所が語られず、ともすれば、ホラーとの境界線上に立っているかのような読後感に、SF成分を多く求めたのかなぁ、という気もします。

少し、不躾な言い方になってしまい申し訳ありませんが、良くも悪くも、この作品はそこまでの内容を提示してないのかな、と個人的には思いました。
どちらかと言えばバッドエンドな展開に、独特の後味で、というのが魅力作品かと思います。
この言い方が適当かどうかはあれですが、最後タモリが出てきてデケデケデン♪みたいな。

REDと銘打った作品であること。語り口が巧みで、作品に読者を引き込んでしまったこと。それが、もっともっと作品の世界の解説をと思わせてしまったのかもしれません。
幸福や正義という概念が文中に踊ったのも一因かもしれません。
我々SF読みは、すぐに、文明への皮肉諧謔、ユートピア、ディストピアとかを想起するものですから。

作品が提供したい読み味と、読者の期待が、不幸なすれ違いを起こしてるのかな、と思いました。

とここまで、書いておいて何ですが、もし、伏線や比喩その他によって、深い含意のある作品でしたら、申し訳ありません。
その場合は、この感想が、僕のような、意味を解せないバカな読者も居るので、もう少しわかりやすく書いていただけると、という情けないお願いになります。

最後に、執筆お疲れ様でした。
勝手な感想、お許しください。


[251] 感想です Name:闇の感想人 2011/08/14(日) 23:15
とても読みやすかったです。
辛口感想がたくさん集まっているようですが、私はそんなに酷い作品とは思いませんでした。
青春ものとしても楽しめましたし。

この作品には、何よりも、先へ読み進めたい、と思わせる要素がありました。
連載においては、次のページをめくらせる工夫をすることは、最も大切なことだと思います。
この作品はそれがきちんとできていると私は感じました。

ラストに関しては、不満を抱いておられる方が多いのでしょうか。

そうなっちゃったのかぁ……
というのが私の感想。

スムーズに読めておもしろかったです。
同じ作者さんの作品をもう一つ読みましたが、こちらの作品の方が完成度は高いと思いました。


[280] ホラー的SF Name:栖坂月 2011/08/17(水) 13:27
『違う』同様、奇妙な出来事に巻き込まれる人間達の葛藤や顛末を描いた話でした。こちらは二人の主人公のやり取りが丁寧に見えたこともあり、物語としての落ち着きはしっかりとしていましたね。ラストに少しばかり不満を感じる方達もいらっしゃるようですが、私個人としては許容範囲でした。人間なんてちょっとしたことでおかしくなる、皮肉な結末だったように思います。もちろん、説得力という点で若干の不備が見られたのは『違う』と同様です。向こうで既に指摘していますので、その部分に関しては割愛しますね。
私は基本的に、この作品の「読ませよう」という姿勢が好きです。エンターテイメント性とも言えるかと思いますが、興味を引かせて疑問を感じさせて話に巻き込む、話作りの基本ではあると思うのですが、これがなかなかに難しいものです。どうやらこの作者様はそのための手法を身につけているように思えます。ただ二つの作品を読む限りバリエーションに富んでいるとは言いがたいとも感じます。違うパターンに挑戦した作品も読んでみたいと思いました。
正直、不足のない作品だとは思いません。でも、楽しめる作品であったことも間違いありません。
楽しませていただきました。


[386] 引き込み方が巧い Name:阿住悠亮 2011/09/03(土) 07:59
 正体不明の何かを書くのは難しい。全体像を描写しすぎるのと興醒めするし、かといって情報がなければ首を傾げてしまう。この点からすると、アンテナの存在は実に絶妙だったと思う。
 なんだろうなんだろうと、字面を追いたくなる台詞回し、状況はお見事。
 だから多分、最後のオチが気になるんだろうな。
 原田の存在が、急に現実離れを起こしてしまったのかな。でも、あの現実離れしたキャラと現実離れした世界が身近にあるかもよふふふ、みたいな感じで纏めたかったのかも知れない。
 ラスト部分、気にはなったが、読んで面白かったなと思わされた。うん。概ね満足。お気に入り。


[456] RE:【RED】「高いアンテナ」薄桜 Name:尚文産商堂 2011/09/05(月) 11:26
これからどうなっていくのか、短い間隔で切られた連載ということもあり、次にどのような展開が来るのかということを楽しみに読ませてもらいました。

アンテナの正体が最終的に明かされるまで、どうなっていくのだろうかという疑問だけが頭を渦巻いていましたが、それらは全て、ラストへの助走に過ぎなかったと、読み終わって気づきました。

実際問題として、全国規模に影響をおよぼすような規模のアンテナを1つだけで賄うというのは、出力の問題もありますが、おそらく無理ではあると思うので、そのあたりがいまいちかなと思っております。

お疲れ様でした。

[499] すんなりと話の中に入れる Name:招夏 2011/09/07(水) 13:15
話の中にクイッと何の引っかかりもなく入り込むことができました。不思議なアンテナの存在で、最後の手前までは、ぐいぐい引っ張られて読めました。問題は…オチが弱すぎたところかなぁ。読み進んで行くうちに、もっと恐ろしいラストをイメージしていたので、肩すかしを喰らった、この言葉がしっくりくるような気がします。

最後の主人公二人は洗脳されたってことなんですかね? 微妙に違うような気がして、それがラストの弱さを強調しているような気がします。

国民を洗脳…これは既にされている気がしますね。マスコミで大きく取り上げられれば騒ぐし、新聞の片隅に書かれているものには騒がない。実はこんなアンテナがもう既にあるのかもしれない、と思うと、うすら寒く感じます。

色々書きましたが、基本、面白かったです。

[535] RE: 【辛口】【RED】「高いアンテナ」薄桜 Name:Mr.あいう 2011/09/08(木) 20:09
もうお前ら諦めろよ! と何度も心の中でシャウトさせられる作品。

日常SFとしては綺麗にまとまっており、現実の中に手軽に入り込む気安さがありました。
序盤の二人の平和なかけ合いも自然であり、無理なく読み進める事が出来ました。
ただ、いわせていただくならややありがちという感は少し残ります。
安心して読み進められた、というか。
良くも悪くも読者の予想通りといった作品だったと思いました。

[983] ありがとうございました Name:薄桜 2011/10/16(日) 12:10
今回参加させていただき、本当に勉強になりました。
SFってどこからどこまで???
その根底的な部分から考えさせられましたし、オチを投げちゃいかんな、とか(当たり前)
タモさん出てきそうなラストは、SFじゃなかったのか…と、実は目から鱗でした。

ラストの部分に時間の経過を表す部分を入れておけば、もう少しはマシだったでしょうか?
原田に関してはすみません、キャラの設定が薄いです。

実は、場面の区切りの線(?)が3つ存在します。
◆◆◆◇
◆◆◇◆
◆◇◆◆
と、これで記憶のバージョン違いを表現してました。
誰が気付くよ!?って感じですが(^^;
…いいんです! 遊び心ですので。
なので、ラストはしばらく調べられた後、さらに深く洗脳されたというバッドエンドが正解です。
書いてないのでアレなんですけど。

冒頭から途中までの部分まで、期待感を抱いて下さった方が多かったのが今回の支えですね。
次の機会がありましたら、きちんと驚かせるようなオチがつけられるよう頑張りたいと思います。

読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。



  



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