【空想科学祭2011】感想・レビュー掲示板

青文字=BLUE部門は辛口NG、赤文字=RED部門は辛口OKです。
作者からのレスは、企画終了後に纏めておこなってください。


[39] 【RED】「I think about――」藤咲一 Name:空想科学祭実行委員会 2011/08/01(月) 22:02 [ 返信 ]
【題名】I think about――
【あらすじ】
 明日ではない未来。けれど、そう遠くはないであろう未来。ロボットが人間社会へ進出し、かれこれ二十年近くたった頃。国家資格であるロボット技師免許を最年少で取得した神谷辰久と、妹の千秋が、ひょんなことから森の中で、突っ伏し壊れた古いヒューマノイドを見つけた。まるで世界から取り残され、忘れ去られているようなそのヒューマノイドをめぐり、神谷兄妹が奔走する。
【名前】藤咲一
【区分】中編(完結済)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n4129v/



[84] RE:【RED】「I think about――」 Name:招夏 2011/08/02(火) 23:19
面白かったです。

置き去りにされたロボット…どんな過去と事情を背負っているのかと、ぐっと引きこまれました。ただ、オチがあまりにも現代的というか、庶民的というか……もうちょっと陰謀的なものを想像していたので、少しばかりカクンとなってしまったことは白状しておきます(^_^;)。

勢いがあった前作と比べると、随分落ち着いたタッチになったなぁと感心しました。描き慣れて、進化しといった印象で、羨ましい限りです。情景描写も会話文も過不足なく秀逸だったと思います。

[122] RE:【RED】「I think about――」藤咲一 Name:HAL.A 2011/08/04(木) 22:21
 拝読しました。
 面白かったです。お話もですが、ロボットにまつわる設定が、経済や政治のような大きな視点と、それだけでなく、社会生活、日常生活に密着して描写されているところが、とても好きです。生活感、日常くささを感じさせるSF作品の、その世界がたしかにそこにあって、登場人物がほんとうにそこで暮らしているような気がする、そういう感覚が、すごく好きなんです。
 最初の、メンテナンス(初仕事)のシーンで、ロボットのつくりを丹念に描写されているくだりなども、読んでいてとてもわくわくしました。

 脇役の人々が、それぞれ魅力的でした。もしかしたら彼らの物語は別の機会に、別のお話のなかで描かれるのかもしれませんが、本作だけでいえば、もっと活躍するのかなと思ったキャラクターが、後半に顔を出さなかったので、それが少しだけ、残念といえば残念だった気がします。

 楽しく読ませていただきました。ありがとうございました!

[156] 【辛口】不要な説明 Name:戯独堂 2011/08/06(土) 22:10
まず。面白く拝見させてもらった。
意志を持たず「マスターの命令に忠実」であるべしとのシーケンスが織り込まれたロボットに対し同情し奮闘する兄弟、友達以上の親近を持ち合わせていた青年、そしてロボットを捨てたことに呵責を覚えていた女性。この人々は、あくまで物であるはずのロボットをそれを超えたモノとして扱っている。ラストシーンは人間とロボットの境目があやふやになる瞬間を描ききっている。人間、そしてロボットについて深い洞察がなければ書けない作品であろう。
柄にもなく感動してしまった次第である。

ただ、指摘させて頂きたい。
【2】部分において、ロボットの軍事利用の可能性や日本が事実上の経済封鎖状態にあることが説明されているくだりがあるが、この部分は作品にとって必要な説明だろうか、と。
この作品は極めて身近な出来事が語られた作品である。結局このロボットたちはお話の中で戦争をしないわけだし、経済封鎖によって主人公たちが苦境に立たされるわけでもない。この時代の国家紛争を読者側に提示する必要は存在しない。
(それに、経済封鎖されている日本という設定で、どうやって金属類を調達できるんだろうという疑問も沸いた)

不要な説明がいくつかある。しかし、そこを織り込んでもなお、良作・力作であることには変わりがない。拍手を贈りたい。

[263] 【辛口】感想※ネタバレあり注意  Name:伊予丸 研 2011/08/16(火) 02:06
一度読んだだけの感想です。よろしく。

人物の内情が、読者の想像に委ねられる。委ねられたい。内情理由があって人間は実際に咄嗟の行動に出るもんだと思うが、それが説明され良くも悪くも理屈臭く感じたのが全体的な読了だった。こういうのを読むのが向いてる人には向くし、理屈大好きSF脳なんだろう。だからまあまず、自分の場合はそうでなかったからと先に述べておく。
この作品は非常に丁寧に世界背景や人物事情が説明されている。文字がスカスカでないと読めない人にはまず向かない。クドイと言えばそうだが、前半は世界観等の背景部分の説明が多い為(ダレそうになる読者もいるかもしれないが)まだそれはいいとして、その調子で後半、真実や心情に迫って解決していく流れ、と格好は出来ている。最後に兄妹が訪問する訳だが、理屈屁理屈バトルの末に結局の所、「こいつ(智樹)後先考えないすげー馬鹿じゃん」に至った。智樹には同情しよう。
新たな発想とか展開を期待するものでもなく、落ち着いてじっくり読みたい方に薦める。
以上。

とか言いながら。落ち着いて読みすぎたために、おまけで誤字探し。

>(1.邂逅より)経験からくる自身が
→○自信
>(1.邂逅より)別にいだろ
→○いいだろ
>(1.邂逅より)方手におさまる
→○片手に
>(1.邂逅より)バッテリーの逐電が
→○蓄電、の方じゃないか?
>(1.邂逅より)方膝をつくと
→片膝を

……途中で面倒になって断念。割合、1で多い。説明過多と関係するのか以下。

>(3.自責より)辰久が千秋の背中を見ると、不意に妹が振り返る
→「千秋」「妹」は同一ではなかったか。そのせいで少し読みずれる。他の人物にもある。後半によく見られる。

>眉間へ皺を寄せた
やけに使う語彙だなと面白半分(超失礼)で適当に数えていったが、5回以上はあったか。他にも表現はあるだろう。動作描写が少ないのも理屈大好き人間の特徴。

本当に以上。理屈人間は辛いよ(微笑)。失礼する。


[472] ハートフルSF Name:栖坂月 2011/09/06(火) 10:58
しっとりと面白い作品でした。
派手さや勢いはありませんが、逆に正解だったと思います。このネタで話を考えるならミステリー調もありかなと思いますが、結論から考えるとハートフルな形に収めたことも正解でしょう。
各人の思いや経緯も含め、特にロボットの感情という部分においての説明にかなりの文字数を割いている印象で、それが全体の丁寧さや、悪く言えば泥臭さに繋がっているような印象です。去年も書いた気がするんですが、やはり生真面目な方なのだろうなぁと改めて感じましたね。
もちろん、これがスタイルであり個性でしょうから、むしろ磨いていただければと思います。
爽快ではないながらも、安定した着地を見せる安堵感のある作品でした。ええ話だなぁ、うん。
楽しませていただきました。


[514] RE:【中辛】「I think about――」藤咲一 Name:84g 2011/09/07(水) 22:26
 これを某覆面企画で出してたら多分圧勝していた。

 面白かったです。
 多分、メジャーな流れでやるなら米さんは死んでいた方が自然だったかな。
 序盤でミステリアスだったりハードっぽい流れで、中盤の幼い衝撃とかがあって、そこから完璧なハッピーエンド。
 これが幸せな始まり→中盤の衝撃→ミステリアスでハードなオチ、とかならベターなんですけど、ちょっと変わった流れに感じました。

 あとは要らない情報が多すぎた。
 見つけた後はダイレクトに米さんたちの家に直行してもストーリー的には変わりませんし。
 犬軍団とか、公園で長年誰にも無視されてたとか、なにか強烈な違和感。
 説明するならば、この辺りを説明した方がいいかなぁ、と。


[544] RE:【RED】「I think about――」藤咲一 Name:尚文産商堂 2011/09/08(木) 22:47
ロボットがなぜロボットでなければならないのか、その説明に感情をもってくるというのが、少し新鮮に思えました。

文章がなんとなくのびっとしている感じがしますが、それは他の感想者さんが指摘しているように、おそらく、ストーリーにあまり関係がない話がいくつか入っているためだと思います。
ですが、作品は読みずらいということもなく、なかなかおもしろく読めました。

お疲れ様でした。

[760] 【辛口】情報量の調整 Name:阿住悠亮 2011/09/22(木) 20:38
 それほど長い話ではないのだが、ラストまでの道のりがとても長かった。箱書きにしてしまえば単純なのだが、それをいざ形にしてみるとどんどん広がってしまった、ということなのだろうか。
 主人公やその周囲の人々、世界観の説明など、とにかく細かいところまで丁寧に描かれている。しかし、いざ読み終わってみると、情報量、半分以下でもよかったんじゃないかなと。
 書込が丁寧すぎて、物語の主体がなんだかわからなくなってしまっている。ロボットについての謎解きをしたかったのか、それとも災害によって立ち直ったという世界観と人々の生き様を対比したかったのか。
 もし主人公を妹の方にしていたら、もし智樹にしていたら、もっとスッキリしていたのではなかろうか、などと、無粋なことを考えてみる。なまじ頭が良い人を主人公に据えたがために、専門的なことまで細かく説明しなければならなくなったのではなかろうか。
 後書きも拝見したが、もし、4のための2だったとしたら、やはりある程度削ぐ必要もあったのではないかと、書いておく。


[788] RE:【RED】「I think about――」藤咲一 Name:イル&クラムジー 2011/09/24(土) 20:46
終始丁寧に描かれていて、容易に映像が浮かびました。
シンプルでハートフルなストーリーですが、書きたいことがあふれ出てくるといった感じでしたね。
どの箇所も同じ熱を持って描かれていたので、もうちょっと抑揚が利いていたらもっと良かったのか……。

でもとっても面白かったです!


[794] 丁寧だー【辛口】感想ひと言ちょいです Name:饅頭は馬にのる 2011/09/26(月) 02:34
ちょい感想です。こんにちは。
うわー、気合入ってるなぁwと読み始めました。その情報量に圧倒されて。良い裏切りを期待してしっかりと説明されている世界観を吸収していったのですが、辛い言葉を投げてしまうと、「もっと自然に切りかかれなかったのか…」と半端な気持ちになりました。説明描写の多さのせいかもしれないです。
見方それぞれですが、人物に説明させている感、その背景や人物設定、説明は本当に必要なのか、面白い要素はあるんだけどな…とか、面白い!!とは断言できない素直に納得できない終着感があったんですよね。ドロボー犬を追っかけていく場面や、最後の締めは「おー万々歳w」と好印象だったんですけれども。何でしょうね、このモヤモヤ感(汗)。丁寧すぎたんでないかなぁと、ちょっとそれがあったんですが。でもとてもいい温まるお話でした。しかし坊ちゃま、変わりすぎてないかい(笑)、とも。素直がいいんですけどね。

それでは、執筆おつかれ様でした☆


[963] 【感想ありがとうございました】「I think about――」藤咲一 Name:藤咲一 2011/10/06(木) 01:13
読んでいただき、また指摘や感想まで、皆様ありがとうございました。
それでは、返信です。

>招夏様
面白かったといっていただけ嬉しいです。
>カクン
これに関しては、世界を説明し過ぎたのが原因かなぁと思いました。
伏線の管理にしても杜撰だったので、何と言うか、ごめんなさい。
ストーリーの身の丈にあった程度にするべきだったんでしょうね。
精進します。
>前作と比べると
両極なつもりで突っ走ったのが今回です。
文字を少なく幅広くが前回、文字を多めに狭くが今回。
どちらにしても、書きたいものを書き連ねた事に変わりはなく、そのため、上記カクンに繋がったのかも、です。
構成が上手くなりたい……、精進します。

>HAL.A様
面白かったといってしただけ嬉しいです。
また、ロボットのある世界を読みこんでいただき、更に嬉しい。
下地として書き連ねた世界は、《日本がロボット先進国になった場合》の世界だったわけで、他作品の世界に依存しないロボットが、作中世界のギミックとして当り前である場所を作りたかった部分でした。
そのため、説明過多だったわけで、同じ質と量でももっと見せ方があったんじゃないかなぁと、構成や書き方の杜撰さを痛感しています。
>もっと活躍
たぶん、あの人と、あの人と、あの人かなぁ。
これに関しては、ホントごめんなさいでした。

>戯独堂様
面白く読んできただけ嬉しいです。
「あるべき世界があって、そこで人はどうなるの?」それが、今作を書くきっかけであったと思います。
そこから、「ロボットと人間を」と変わり、「ロボットは何ぞ?」へ移行していきました。
123の構成は、その心境の流れと、ほぼ同期しています。
そのためご指摘のあった2において海外との関係に触れていたりします。
それが今作のストーリーに必要だったのか、と問われれば、要らない、と思います。
もしかしたらと言うミスリードだとしても、関係ありませんからね。
むしろ、本ストーリーに関してみれば邪魔な部類。
なのに消せなかったのは、ロボットはそう見られる事もあるんじゃないかなぁ、という舞台設定を私が推していたからだと思います。
その結果、世界としては矛盾がなくとも、物語として歪になってしまいました。
今ではそこまで我を通す部分でもなかったなぁと反省してます。

>伊予丸研様
率直な感想、ありがとうございました。
誤字の指摘や、語彙の少なさ、企画期間中に今作を振り返るきっかけをいただけ、嬉しく思います。
>理屈臭い
これに関しては、私自身、書く事であっても読む事であっても懐疑的な思考であるからかなぁと、思います。
それに合わせ、小説の書き方をいまいち理解していないからであるとも。
こうやって書くことすら、理屈じみているわけです。
それに私自身が、屁理屈も好きですから。言葉遊びと言うか、皮肉としても。
感覚的に書きながらも、それを説明したいがため理屈(屁理屈)を連ねていくような気もします。
そんな私が書いた作品でも、最後まで読み、指摘しながら、感想を書く。
感想を書く身としても頭が下がります。ありがとうございました。
精進していきたいと思います。

>栖坂月
面白かったといっていただけ嬉しいです。
>ハートフル
企画作品として、結果論的にここで止めたのが、本音です。
正解だったかどうかは、読んで下さった皆様それぞれに委ねるとして、ストーリー的にそう言ったエンディングを迎えさせたかったのは私の思う所でした。
>ロボットの感情
これは事実、割きました。それを面白くないと思う人もいるだろうと感じながらも、固定概念をぶった切るといった意味で、つらつらと。
それが、暴走したなぁ、と思わなくはありませんが、まあ、ねぇ。と言った感じです。
生真面目と言うより、頑固なんですよ。
それをどこまで小説として込めていくのか、綺麗な物を書くためのこれからの課題です。

>84g様
面白かったといっていただけ嬉しいです。
>流れ
これに関しては、何も言い訳できません。
今年やりたかった事は、基盤となる世界を構築する事でした。
その上に、今回のハードではないストーリーがあります。
サブタイトルがふたつ、日本語となんちゃって英語であるように、筋としてはふたつ。
そして、作品としてはストーリー重視、とまではいきませんが、兄妹が引率してくれている部分で終了です。
結果的にそうなるのだから、ストーリーだけにしておけばよかったものを、やりたい事を、全部やっちゃおうなんて考えたものですから、こうなってしまいました。
確かに、ご指摘の通り、2をまるっと削除した所で、ストーリーとしてわからなくはないと思います。
けれど、個人的に物足りなかったんです。
ですからこの結果……。
やるならロボットをキーとしたオムニバスでやってしまえば良かったと、今になって思います。

>尚文産商堂様
面白く読んでいただけ嬉しいです。
>ロボットでなければいけない
色々な思惑があっての、これです。新鮮に感じていただけたのであれば、それはひとつでも成功していたのだなぁと、再確認できました。
>関係のない
書いてしまった私は、なかなかそれを切れませんでした。
何を主体に書き上げるのか、そこら辺りが定まらないまま書きだしてしまったのが私の失敗。
これからは、もっと、纏まりのある構成を心掛けられればと思います。

>阿住悠亮様
これを書いた経緯としてテーマは「ロボットのいる世界」、主題は「その中における人間とは」です。
こういった場所で作品の解説を書くのは、作者の底が知れますし、作品の底が知れるので好まれないのかもしれません。けれど、4に触れていただいたので、少しだけ言い訳がましい解説を。
>ロボットについての謎解き
これが、ナインだけを指すとしてなら導入としてのみ存在します。もし、ロボットが日本に広がった意味であったとしたならば
>災害によって立ち直った
と合わせて、4へ繋がる部分であったと申します。
けれどご指摘の通り、企画作品として、3で終わらせたのだから、そういった部分を削らなければいけなかったのだと、思います。
主に2や、喫茶ジャンクロイドなどは要らない。
石原の名前もいらなければ、兄もいらない。
ストーリーのプロットとして顧みるならそう思います。
ですから、こういった形にするのではなく、ロボットをキーとしたオムニバス方式にすればよかったと、今になって気付きました。
書くことだけではなく、もっと先を見据える事が大切だと今企画では思いました。
甘えばかりが表に出てしまった今作、これから精進していきたいと思います。

>イル&クラムジー様
面白かったといっていただけ嬉しいです。
>書きたい事が溢れている。
感じていただいた通りだと思います。書きたい事を、書きたいまま、つらつらっと書いてしまいました。
それは反省すべき事の一端であり、善し悪しの判断ができなかった部分でもあります。
合わせて、
>抑揚
これに関しましては、善し悪し以前の問題でした。
これから一層精進していきたいと思います。

>饅頭は馬に乗る様
>もっと自然に切りかかれなかったのか
これに関しましては、後になって色々とアイデアとして浮かんだのですが、すでに後の祭りでした。
執筆当時、作品内に漂わせる雰囲気として意識づけていたのが、否定の否定だったわけで、結果それが不自然な切り口になっていたんじゃないかなぁと今になって思います。
>説明は必要なのか
これに関しましては、他の方からもご指摘を受けております。
ストーリーとしてまとめたこの作品に、不要な説明はたくさんありますね。
それを駄々っ子のように押し通した訳です。
結果、丁寧なわけでなく、押しつけがましかった。
反省しています。
他の執筆に今回の経験が活かせればとおもいます。

と以上です。
重ね重ねではありますが、今作を読んでいただいた皆さまに感謝と、こういった場所を準備してくださった運営の皆さまに御礼を申し上げ、締めのご挨拶とさせていただきます。
本当に、ありがとうございました。
藤咲一。


  



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