【空想科学祭2011】感想・レビュー掲示板

青文字=BLUE部門は辛口NG、赤文字=RED部門は辛口OKです。
作者からのレスは、企画終了後に纏めておこなってください。


[382] 【RED】「みず☆たま」じょーもん Name:空想科学祭実行委員会 2011/09/02(金) 18:03 [ 返信 ]
【題名】みず☆たま
【あらすじ】
 渡瀬爽(わたらせそう)は、ゲイである。別に好き好んでそう生れついたわけではないが、ヒトは誰でも、自我を認識したときに在った世界の中で自分の好悪や生き甲斐を見つけていかなければならないのだ。

 奥田慎吾(おくだしんご)は、赤鬼さんである。彼は別にそのままサルとしての人生を歩んでもよかったのだが、好き好んで赤鬼として生きている。ヒトは誰でも、なりたいものになる権利がある。

 金澤遠音(かなざわとおね)は、ごく平均的な日本人である。別にヒトは、特別な何者かにならなくてもいい自由がある。

 ゲイはヒトに非ずと、ごく普通に当たり前の偏見を抱いていた遠音は、旧知の慎吾の相棒である渡瀬爽と出会う。それは大きな驚きと小さな不審を彼女にもたらした。

 ――なぜ、こんなにも、彼は……。

 実は、それは慎吾が爽と出会ってからずっと、彼につきまとっている疑問でもあった。
【名前】じょーもん
【区分】長編(完結済)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n3600w/



[483] RE:【RED】「みず☆たま」じょーもん Name:尚文産商堂 2011/09/06(火) 22:32
人と鯨人という2つの種族が、互いに必要としているからこそ、つながっているという感じを受けました。

彼らがなぜ生きているのか、そのことを強く考えさせられる作品です。
結局、あのミズタマの正体、なんだったんでしょう。謎は謎のまま、銘々考えるのがいいということなんだと受け止めています。

続きそうで続かないというラストも、この話的にはありなんじゃないかと思ってます。

現代と未来はつながっているというのを明確に示していたため、設定はあっさりと分かりました。

お疲れ様でした。

[585] 感想(ネタバレがっつり要注意)「みず☆たま」じょーもん Name:甘口でも辛口でもなく減らず口 2011/09/11(日) 03:55
 読み始めてすぐ、渡瀬爽を等身大のさわやか系ゲイ美青年と脳内妄想し、読み進めていくうちに、イルカに手足が生えたような、でもなかなかハンサムな若者半魚人に脳内で画像展開し、最終的には……これかいっ!(笑)まあ、恰好は良いが、脳内疑似恋人候補からはさっさと転落。作者に弄ばれた脳内妄想系は大ブーイング……。
 だったが、読み進めていくうちに遠音の慰め方など、爽はなかなかいい男で、またまた脳内疑似恋人の候補に挙がってしまった。
 惜しむらくは、最後の慎吾との山場に欠席だったことかな。でも、無垢のゲイ君として今後も慎吾と仲良くやってくれると思うとそれはそれでファンとしてはうれしい気がする。
 人間(生物?)ドラマとしてじっくり読ませる作品だが、そこかしこにちりばめられるSF的設定は大いに興味深い。特に世界観の構築は興味深く、「養殖場」のくだりはなるほどそうなるかも、とわりと現実的に捉えてしまった。また、水中の描写やバブルボールのくだりなど、描写が精密で読みごたえ十分。荒唐無稽なこの設定に違和感を感じなくなるとは正直最初は予想だにしなかった。
 地球の「水球」、爽の背中の水玉、そして涙の水玉、リミッターの水玉……。さまざまな意味を持たされた「みず☆たま」を題名として持つこの作品はとっても深い物語でいろいろ考えさせられた。でも、それほど暗〜い感じの重さは無かったような読後感。サル系陸生カップルの幸せを切に祈る。(もちろんゲイたちも)


[632] 劇場版はナシの方向で Name:栖坂月 2011/09/13(火) 14:04
去年の作品は示された目的と結論に隔たりがあったように見えたのですが、今年は最初から最後まで『みずたま』が中心にありました。
最初は特区の話などは単なる寄り道なのかなぁと思いつつ読んでいたのですが、見事に重なっていったのは良かったですね。あの辺り、更にミステリアスな展開であったなら完全にツボでした。
相変わらず設定と男女のアレやコレやには文章が割かれているので、長編前提の作りなってしまうのはお約束という感じですが、今回は比較的小さく纏まっていたような印象を受けます。良い意味で無駄なパーツが少なかったかな、と。
また、肝となるゲイの設定は本当に練りこまれている印象で、ここは素直に見習うべきポイントだなぁと感心させられました。
結局のところ『みずたま』が何であったのかは明言されていませんが、この展開は正しい判断だと思います。ここから先は恐らく、スッキリとしないドロドロの展開になってしまいそうな気もしますし、基本的な顛末としては十分に描かれている印象でしたからね。
長い作品なんですが、とても纏まりのある作品でした。面白かったです。


[654] 【辛口なのか】感想 Name:四十万 2011/09/14(水) 22:31
狙ったのか。まさかな。読む前からゲイでミスリード。なにせ最近アチラ方面でご活躍と聞いたもので。

ある種、壮大な話ではある。人種のさらに上、獣人いや魚人かマイノリティ。F.K.ディックの雰囲気すら漂う重厚な文体。
作者は水泳かスキューバを嗜むのだろう、水とヒト(なのだろうやはり)の絡みは巧みでリアルだ。
淡々と日常が描かれる=即ち設定語りに尽きる前半。これに耐えると、後半、俄然色を成して光る描写にお目にかかれる。それは読んでのお楽しみ。
内容はともかく、作品の質としては昨年よりはまとめ切ったのではないだろうか。穏やかに静かにラストを迎える。
まあ、いつものことだが――
すいすい読めることは読めるのだが、ずいずいと読者の想像力に「そうでしょう、それでね、こっちこっち」と踏み込む作者なので、ちょっぴり辛抱が必要なのだ。


[704] RE:【RED】「みず☆たま」じょーもん Name:鬼島津 義弘 2011/09/18(日) 02:43
読ませていただきましたので、感想などを書かせていただきます。

前半を読み飛ばしてもいいよとのご指示をいただきましたけど、途中(六章)から読み始めたらやっぱり訳分からんだったのでちゃんと読みました。最初は辛かった。延々とこの調子なのかと思ったらちょっとウンザリかなって。でも、五章辺りから面白くなって後は一気に最後まで読めました。五章以降の文章の中で、前半のエクスプラネーションをちりばめても良かったような気がしました。
それで内容なんですけど、面白かったですよぉ。僕にはジャストフィットな物語でした。大きなストーリーの一部を切り取った感じが僕の気に入ったところで、内容的に暗いは感じませんでしたけど、明るいとも思いませんでした。
たくさんのエッセンスがあってテンコ盛りだけど、それでもそれが何一つ無駄なくキチンとつながっていて、それが澱み無い辺りが凄いなと。いろんな意味の「みずたま」だったのね。納得。
ただ、一つ一つのエピソードの大きな意味での『言い回し』がクドイと感じました。これは、この作者さんのいいところでもあるのでとやかく言うつもりはありませんが、僕のどうでもいい程度の、しょーもない美的感覚で言わせていただくと、そんな風に感じたのでありました。
来年は、このメガフロートの上に構築される「軌道エレベータ」ですかね。楽しみにしております……と言っていいですか?

楽しい読書の時間をありがとうございました。


[716] みずみずした世界 Name:招夏 2011/09/19(月) 19:35
相変わらずの博識、饒舌、壮大な世界観の三本締め。地の文の緻密で濃やかなことには、いつものことながら圧倒されます。

しかし、過ぎたるは何とやらで、五話までにも渡る「ゲイ人」と「陸人」と「海人」の説明に、もしかしたら、挫折した人いるかもなぁと思ってしまいます。ある程度、話を展開させながら、それぞれの種族に興味が湧いたところで説明に入った方が親切かもなぁと思いました。

さて、このお話、二つの重い出来事がねじりパンのようにねじり込まれています。

一つは、ヒトは障害を持っていても生まれた方が幸せなのか否かを問う問題。もう一つは、ゲイ人が人工的に知能を持たされることは幸せなのか否か。そして、その方法は人道的なものなのかどうかという問題。

前者に関しては、これは正解のない問題だと思うし、それぞれの人にそれぞれの解法があると思うので、答えの無いままで終わらせられて正直ほっとしました。

逆に後者の方は、それを考える以前の状態で打ち切られてしまって、不完全燃焼感のみが残ってしまいました。どうせなら、良い悪いの判定はつけないままで良いので、全貌だけは明らかにして欲しかったなぁと思います。

まぁ、でも総合的には、水っぽい世界のミズミズした雰囲気を堪能させていただいて楽しかったですよ。個人的には、壊れないバブルボールに入って海の中を見て回りたかったです。(←泳げない人)
以上 面白かったです。

[729] 先を知る必要はない【感想】ひと言ちょいでねえよです※ネタばれ Name:饅頭は馬にのる 2011/09/21(水) 06:22
ちょい感想(にしたいw)です。こんにちは。
十メートル。でかー。
文章って不思議ですねえ、ゲイの姿がどうであろうと、凄くカッコよく見えてしまうものですから。
『みずたま』の世界、存分に楽しませて頂きました。バナーからポップな話なのかなと思いましたがそうでなく。見た目にはライトでいいんですが、突けるとこは落とせ的な(どう笑)。内容が本質的に濃くて好みでした。

海だからかな。ゆったりと読んでいました。一体何処までが空想でリアルなんでしょう。説明を読んでいるととりあえず水族館にでも行きたくなるし(逃避じゃないかそれはw)。一気に事が重くなりますが『月の川』の章で、遠音の心情と情景描写に凄く浸っていました。そして『メランコリック・グランブルー』の章中、「この青の中で存在していたかった」に続く、後の一文が好きです。この部分は、話に挙げられるテーマにも深く関わってくることだと思いますし、生死隣合わせの青、青はよく使われる色彩でもありますが、とても気に入っています。

みずたまの中身を明かそうとなるとこの話は続編があるということになってしまいますかにwますが、それがテーマとか目的といったものではなく、ストーリー中で言葉の端々に様々な言い回しで散見してみられたように、「容易に答えをみつけたとしても」であると。自分は、この終わりでよかったのだと思います。切なさもきっちり伝わったみたいで、壮大なる感動でした。生、輝く時間の経過、そして死。死というのは、知りたいか否か…結論を出すに厳しい問題です。

さて。年齢層は高めだろうにゃぁと横目に見つつ、言いたいことは2つだけ。
読み切ったー!!!!!
そして、
面白かったですたいー!!!!!

以上です。おつかれ様でしたぁ!!☆


[761] 【少し辛口】感想です【ネタバレあり】 Name:HAL.A 2011/09/22(木) 21:48
 拝読しました。

 面白かったです。どっしりした世界観、海中の素敵な描写と、なにより魅力的なキャラクター造形にすっかり引き込まれて、夢中で読んでいました。海中のシーン、一緒になって泳いでいる気分になれて、とても気持ちよかったです。

 しっかりと作りこまれたこまやかな世界観が大きな魅力なのですが、その反面、すこし説明過多かなという印象は、わたしも受けました。世界観の説明やSF用語の解説などは、もう少しだけ簡単に済ませて、ストーリーに絡むぶんだけを小出しにしてあったほうが、より読みやすかったかなあと。ただ、SF好きである程度用語などになじみのある読者が読むのと、そうでない場合とで、ちょうどいいバランスが違ってくると思いますので、よけいな差し出口かもしれません(汗)

 そして読み終えて、「えっ、ここで終わり!?」という悲鳴を上げました。できればもう少し先まで読みたかった!
 ひと呼吸おいてから冷静にふりかえれば、ナギさんが主人公を殺しかけるシーン、あそこがクライマックスだったとわかったのですが、読んでいる間は、そこはまだ「転」に向かう途中の上り坂の段階だと認識していました。
 序盤、人物や世界観の提示にあれだけ字数を割かれたのだから、クライマックスは(同じ内容にしても)もっとドラマチックに盛り上げもよかったのかも……とか。ナギさんがクライマックスの主演を張るような重要なキャラクターなのだったら、もっと序盤から、爽に負けないくらい前面に出してあってもよかったかも、というのも思いました。……作者様の意図とかけはなれたことを書いていたら申し訳ありません(汗)

 ……などと、好き勝手なことばかりいいましたが、しかし、そういう部分を差しひいてあまりある、とても楽しい読書体験でした。海の魅力、ゲイの魅力をめいっぱい楽しませていただきました。
 素敵な小説を読ませていただいてありがとうございました!

[771] RE:【RED】「みず☆たま」じょーもん Name:早川みつき 2011/09/23(金) 01:07
拝読しましたので、感想など記させていただきます。

海に面した土地で育ち、ファンダイバーな自分には大変興味深く、最初から引き込まれました。
序盤の世界観説明的部分が……という意見も多いようですが、自分はおお〜なるほど、そうくるか〜と終始作者様の細やかな文章に感動しながら読んでおりました。
ダイバーなら誰でも、海の生き物と一緒に泳いでみたい!と多かれ少なかれ思っているはず。本作品の世界では、その夢が非常に高度な形で実現していて、爽さんにエスコートしてほしいわ〜と本気であこがれつつ読了しました。

実際は読んでから数日たつのですが、感想を書くまでに日を要したのは、後半に提示されるテーマと謎が自分には重い、という程度を越えて、痛い、に近いものがあったからです。考えさせられてしまいました。
正直、前半から後半への「色」の変化は予想外で、それこそグランブルーどころか深海の暗闇に引き込まれる感覚。これは遠音と自分が同性であるからということが大きいとは思います。
正解はない。けれども理想的で模範的な正解は、個人個人の心のなかにある。それとどう折り合いをつけ、前に進んでいくか。深いテーマです。慎吾や爽には決してうかがい知ることのできない深淵が、遠音の心には厳として存在しているのです。

本作では回答は示されません。読者としては、わだかまりを残しつつ、我慢するしかないのがちょっとはがゆいです。無理とは知りつつ、もう少し先をも提示していただきたかった、そんな作品でした。

テーマはともかくとして、実際に海を泳ぎ、潜っているかのような臨場感、爽快感は格別でした。調査にはかなりの時間を費やされたことと思います。それをまるっと、数時間でおいしくいただいてしまって申し訳ないような気持ちです。
すてきな時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

[810] 【辛口】感想 Name:伊予丸 研 2011/09/27(火) 12:48
一度読んだだけの感想です。よろしく。
内容が重厚で深い。生命の根源から死まで。読むにはまぁ大人向けだわな。
作者の思考が入るタイプの文章や話のために(要するに癖のある、良くいえば個性)、特に初めの説明章には、バックせざるを得ない読者もいるだろう。既に指摘のあったように、序盤は辛抱所。できれば読み易い工夫が欲しかった。
SFには欠かせない説明が終えた所で、人物たちが待ってましたと言わんばかりに動き出してくる。この辺りから読者も乗ってくるわけだが、中盤、後半へと、嘘みたいに前半と比べて速読できるだろう(比べて、だ。あくまでも)。女性なら共感や同感もし易い。作者殿が女性なんだろうなと判るぐらいにしっかりと書き込んでいる。おかげでよっぽど内容が濃くなっちまったというか。朝チュンがあったら別の方向に……それはともかく。

内容はいいのだが、風呂敷を広げてみて、何処か一点に向かって集中して読みたかったと思う所がある。みずたまの中身が代表してそれだが、結局の所、雰囲気小説で終始するなら、世界観としては弱いのである。そこが残念に思えてどうしてもならない。
しかし、読み応えは充分だった。興味の方で最後まで面白く読ませて頂いた。
以上。


[812] 「みず・たま」か「み・ず・た・ま」だったらな… Name:阿住悠亮 2011/09/27(火) 22:27
 あっという間に読み終えてしまった。もうちょっと長くてもよかったかなとも思ったが、これ以上長くてもアレなので、やっぱりこのくらいが妥当だったのかもしれない。
 確かに、物語が始まるまでには長い長い道のりを要するのだが、そんなに苦ではなかった。これは作者の饒舌さのなせる業なので、なかなか真似できるものではない。ただ、この流れに乗っかれない場合、ことごとく挫折してしまう可能性もあるのは間違いないだろう。
 この独特の世界を表すに、果たしてどのくらいの文量が必要なのか手探りだったのだろう、細かい設定も丁寧に描かれているので、不用と思う人も居るかも知れない。だが、かといって削ってしまえばみずたまの世界が全部見えるかと言われたらそうじゃない。なかなかに難しい問題である。
 主題、二つの命のあり方について、答えのないテーマだけに、色々と考えさせられた。
 実際、現代でも出生前診断自体問題視されていて、これにより中絶を選択するケースはかなりあるらしい。命の選択というのは、どうしてもテーマを重くする。だが、それだけで終わらず、次に繋げる辺り、唸ってしまう。
 みずたまの正体が何であれ、そこは凪海がそうしたように知るべきことでは無いのだと言いたい。そこから先に触れてはいけない、触れたとしたら存在そのものがそれこそ泡となって消えそうなくらい、繊細な問題なのだ。
 とにかく青色がとても印象的だった。様々なみずたまを堪能させていただいたのだが、タイトルに☆は要らなかったな……。


[850] 【辛口】「みず☆たま」じょーもん Name:藤咲一 2011/09/30(金) 00:16
お久しぶりです。藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、〈RED〉部門の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

ゲイと聞いて、鯨は出てこなかったです。私はもちろんあちら側の方を想像してました。不届きな輩です。
と、まあそれは置いておいて――
じっくりと読ませてくれる作品であったと思います。
個人的に感じたのは、現代社会における皮肉と言うか、アンチテーゼと言うか、そこら辺りが序盤で世界の構築とからめられていたのかなぁと思ったり。
ヒトとして、個としての考えや付き合いなど、興味深く読ませていただきました。
慎吾と爽、海凪との関係には頬が緩んだり、心がザラリと撫ぜられたりと、面白かったです。
また、遠音がきっかけを作り探った水まんじゅうの中身が、と想像した際には戦慄が走りましたね。
複雑な問題を孕む内容であるけれど、しっかりと書かれているし、凄いと思いました。
ただ、
最初、ゲイがシャチであると認識できるまでそれなりなページを要した事が、個人的な引っかかりであり、不満。
それと、各話の文字数調整だったのか、説明として話を跨ぎ重なっていた部分がいくつかあったような気がしました。あれ? これってデジャヴ? と感じたくらいのが。
例えてあげるなら“鯨の潜水病”。
これに関しては遠音の会話がらみで語られるだけでもよかったんじゃないかなぁと思ったり。
なんてこと書いていますが、自分の事を棚に上げている私ですから、適当に流して下さい。
あと、誤字関係(数字はPDFで見た所のページ数です)
32>遠くにで
44>ガラス固化しか
77>見当もつかなかい
236>秘密を知ったもは

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。

[949] 参加することに意義を見いだし4年目が終わって(執筆感想) Name:じょーもん 2011/10/04(火) 16:14
普段、書いても書いても、感想など、里山のマツタケよりも珍しいじょーもんでございます。本当に、これだけ一気に感想をいただける機会は滅多にありませんので、感涙にむせんでおります。また、チャットで、ツイッターで率直な感想や、校正爆弾などというご配慮をいただきました皆さま、本当にありがとうございました。
(まだ直しきれてません、すみませんm(__)m がんばります)

こんなステキな機会を提供するために、本当にいろいろな御苦労をされたと思います主催の天崎さま、本当にありがとうございます。たくさんの感謝を込めまして、気持ちよく祭りが終わった感をしみじみと味わっているところでございます。

さて、今回は実はK氏による「海洋SFを読みたい〜」という、なんとも魅力的な発言に調子をこいて、一から妄想を開始。多分、祭り告知の一月ぐらい前だったんじゃないでしょうか。最初は深海を舞台に、深海の変な生き物との交流(ぱよぱよは出来ません)でも書こうかと、適当に資料集めをしだしたんですが、深海っちゅうところは海よりも、陸の生き物にとって過酷な世界だっちゅうことがしみじみと分かりまして挫折。

じゃあ、前から書きたかった軌道エレベータ建築に向けて、奮闘する人達とマンライクな知能を持った海棲哺乳類との協働なんて、未来的なシチュエーションを考えて、イルカとクジラについて、相応しい相方を調べまして、まあ月並みにバンドウかカマイルカあたりを考えたんですが、やっぱり連中は、食物連鎖の頂点に立つ程の強者じゃないんですねぇ。というわけで、やっとこれか、と思ったのがオルカというかシャチ。それも海獣を捕食しながら、1〜3頭でタフガイ的に生きる連中ではなく、メスを中心とした家族と定住し、家族単位の群れどうしも交流しあい、大きな社会を営む魚食(フィッシュイーター)のやつに決めたのが、多分、告知があった辺り(=。=; 

そこからオルカの本を読みまくりまして、いや、私もオルカのショーは好きでしたけどね、こんなにオモシロイ連中だとは思いませんで、すっかり連中の虜になってしまいました。

だけどどう考えても、現在の流れの先に乗せる世界として構築するとなると、彼らとヒトを自由に会話し、交流するという関係にするには無理がある。そこで、考えたのが、ミズタマの落ちであります、結局章タイトルからも剥がれ落ちた、「ダブルブレイン」という発想でした。いや、これでいくしかないと思ったものの、祭りは明るく楽しくという個人的シバリを持っていた身には、これでいくかどうか悩んだものでありました。

でも、やっぱりオルカとしての知性をもった脳と、人の知性の脳というものを、上手く融合させる技術ができるとは考えられず、こんな確信がない状態でSFにしていいもんかどうか、やっぱりけっこう長く悩みました(2週間ぐらい?w)。というわけで、遠音や慎吾のように、そうだろうという確信はもつものの、明確な回答は知らないという、とんでもない立場で執筆に掛かるという…。何という見切り発車でしょう〜。三人称の小説の神様は、作者じゃないのかよ〜。(←阿呆だ)

こんな状態でしたので、ストーリーラインをどこに落ち着けるかというと、じゃあ中絶胎児の再利用を知らぬままにされた側と、自覚ないままに細工させられていた側の「メロドラマしかねーだろ〜」というわけで、今回のような場所に物語のキモが行くことになったというわけでございます。
これも書いている途中で、遠音というキャラが、結構しっかりと自分を持っている人だったので、再利用できる程度の障害を持った我が子を、中絶することはないだろうということで、軌道修正をかけましたので、ここでも激しく軸がブレておりまする。
返す返すも未熟な作品ですが、まあ、3年前の途中で断念、劇場版行きという失態を考えますと、まあ、うまく誤魔化したなと、己の姑息さに苦笑をしているところです。

ともかく、メロウな大人の、しっとりストーリーであれば、それを流しだしたら、SF臭たっぷりの設定語りを挟んで、流れを壊すのは野暮だろうと愚考しまして、前半にそういうものを考えなしにぶっこんで見ようと考えた次第でございます。
これが成功だったかどうかというと、まあ多分、やり方としては完全に拙かったのだろうと思います。もうちょっと、設定を読むこと自体に、エンタメというものを意識しないといけないし、やりようはもうちょっとあったのではないかと、反省しております。

まあ、幾つになっても反省しつつ、次ではもっといいものを、と目指せるというのは、楽しいことですので、これは拙いながらも、いい教訓として、この形で、誤字修正程度でネットにさらしていこうと思っております。
ただ、かのK氏から、日常の中で魔が差したようにやってくる殺意の深い闇を表現するのには、思いがけなさより、親密性だろうという示唆があり、それももっともだと考えるところもありますので補足の意味で、単発エピソードとして、凪さんと慎吾、凪さんと爽や、爽と慎吾、慎吾と遠音の過去話を書くかもしれません。まあ、かけてないうちに、来年になってそうな気もしますけど、まあ、一応。

というわけで、今回の反省としては、やっぱりもうちょっと考えて、書こうや〜というところでしょうか。

自己満足として自分にあげる皆勤賞と、皆さまからの感想への感謝で、幸せに2011の祭りを終わりたいと思います。

今回の特に中・長編は、ブルー、レッドともに力作揃いで、長編読みとしては充分堪能できました。本当に素晴らしい作品をネットでただ読みできて、幸せです〜。ありがとうございました。また、主催サマの気力の続くかぎり開催されるでしょう、次の祭りでお会いしましょう♪

[950] 感想御礼 (個別レス) Name:じょーもん 2011/10/04(火) 16:15
>尚文産商堂さま

不評の設定語りの設定読み「あっさり分かりました」という辺り、あの辺をさくっと読みとばしてくださったのだなと感謝します。


>甘口でも辛口でもなく減らず口さま

爽というゲイを、上手く書き切れていますかどうかは別として、ファンと言ってくださり、大変幸せです。妄想から湧いたキャラを好きになっていただいたときが、やっぱり作者としては、有り難く思います。


>栖坂月さま

去年「また、劇場版か」と呆れられた記憶が生々しく、「またお前は懲りもせずやるのかっ」というお叱りが見えるようで、一番おっかなびっくりでした。(読んでいただけることに確信を抱いている辺り、大したタマですが)
ナシの方向で認定嬉しゅうございました。


>四十万さま

海の中の様子は、アプネアダイバーさんや、深海6000のパイロットさんのブログ、深海の女王と言われているシルビア・アールさんの文章から受ける強烈な青の美への妄想のみで書きましたので、「それらは嗜みません」と北叟笑んでおりました。うふふ。いかにもそういう雰囲気を持って描けてるということで、そのことについては評価をいただいたということで満足しまする〜。ゲイのミスリードは確信犯です〜。いや、あらすじ、めっちゃ苦労しました。誤解してほしくて。ちょっぴりの辛抱させてしまってすみません〜。辛抱を読者に強いない作品を書けるよう、精進します。


>鬼島津義弘さま

チャットで、ツイッターで、いろいろ盛り上げ隊長おつかれさまでした。前半に設定詰め込むのは二度とやらないよ〜。ごめんよ〜。言い回しがくどいというのは、そうかもしれません。年相応の枯れを目指してがんばります〜。


>招夏さま

この前にあげました、製作語りで書きましたように、私も全貌分かってないという…とんでもない書き方をしていますので、御要望に添えず申し訳ありません。中途半端なことをしたツケでしょうか。もうちょっと時間をかけて練るように、反省します。


>HAL.Aさま

「ここで終わり? もう少し、」というのは、苦言なのでしょうが、嬉しかったりしてしまうので、すみません。その言葉、嬉しいです。ドラマチックに盛り上げるというのも、今後の課題に、じっくり考えたいと思います。次こそは拍子抜けエンドなどといわれないよう、精進しますね〜。


>早川みつきさま

チャットでダイバーさんとお聞きし、(・_・;ヤバイと思ったのはナイショ。特に御指摘なかったということは、それなりに描けていたのだと、調子こいちゃっていいですか? ずっしり重いストーリーにしたつもりが、「そんなに重くない」とか言われちゃうとずっこけてしまいますので、テーマが重いという「意図した重量」に反応しただいたということですね。これが少数派というのは、やはり大人の女性にしか分からない重さなのかなと、読者の性差ということを考えました。(その割に天崎さん、そんなに重くなかった〜という、反応であららって感じしたのですが)

私信;感想人はできないので、書き込みませんでしたがステキな作品を読ませていただきありがとうございました。


>伊予丸 研さま

設定語りに読みやすい工夫を、という御助言、しっかり受け止めました。できる範囲で改善できるように、努力していきたいと思います。

ところで、質問です。

|結局の所、雰囲気小説で終始するなら、世界観としては弱い
という意味が分からなかったのです。雰囲気小説で終始するなら、世界観は書く必要がないというなら分かるのですが。ちょっぴりメッセなどで御教示いただけると嬉しいです。
朝チュンは18禁で是非そのうちに〜。


>阿住悠亮さま

「みずたま」と一文で表現すると、「水玉」みたいになっちゃうし、スイキュウだとスポーツみたいでと、「みず」と「たま」分けるのに、「☆」を使おうか「○」を使おうか悩んでいたのですが「・」は思いつかなかった〜っ。おお、そういうものがありましたねぇ。でも、まあタイトルからしてはミスリードっぽい件について、某T氏から責任取れと言われましたので、そのままおいとこうかと思います。ファンキーで楽しい小説だと思ってうっかり読んでくださる人を、裏切り続けたいと思います。

設定語りの分が苦にならなかったという、ありがたい数少ない読者さまの方なのですが、本当に100人に好かれ受け入れられる小説は絶対に書けないけれど、100人の人に拒否され嫌われるものもないんだなと、執筆していく上での勇気をいただいた気がします。

>藤咲一さま

感想だけでなく誤字していまでいただきありがとうございます。

あと、「文字調整なのか」というのは、ちょっと違います。言い訳なんですが、とんでもない字数の長編を常に書いているので、簡単な設定など、読んでいる人は覚えていないという前提で、リマインダー的に同じ設定を語るということが癖になっていたようです。10万程度の尺の中で、数回も出てきたらそれは食傷でしょうね。これも長編書きの罠の一つだと実感しましたので、企画の尺に納まるものには、それに相応しい書き方ができるように、注意事項の一つとしたいと思います。

もしかしたらただの耄碌で、さっき書いたはずのことを忘れていただけかもしれません。この何回も同じことを説明されるのはしんどいという指摘は、ほかの方からも受けていますので、短い作品を書くときには留意しようと思いました。


以上〜。普段こんなに感想いただくこともないので、返信にもリキが入りますね〜。

感想をくださった方、そうでなくてもお読みいただいた皆さま、本当にありがとうございました。好きだけで書いているので、至らない面も半端なくあると思いますが、また書きますので、是非、これからもよろしくお願いいたします。

[955] 感想御礼(追加) Name:じょーもん 2011/10/05(水) 01:44
すみません〜。わざとじゃないっす。
標準装備の穴に落ちてしまい、抜けていました。
伊予丸さま、御指摘ありがとうございます。

>饅頭は馬にのるさま

ああ、本当にすみません。わざとではありません、平に平にm(__)m

海の世界をゆったりと読んでいただいたというお言葉を読んだとき、とても幸せな気分を味わいました。

彼らの日常風景のヒトコマを、ゆったりとした時間として切り取ってみたかったので、少しは狙った通りにできたということでしょうか。

突き抜けるところは落とせ、というのは……、はて、どういう意味でしょうか。

「十メートルでかっ」という指摘がありましたので、若干補足というか訂正を。

今、おそらく知られているオルカの中で、一番大きい群れを作り、サドルパッチを持ち、定住し、魚を食う、爽たちのモデルになったオルカは、実はオルカの中では一番小型なんです〜。
十メートルに達する最大級のオルカは、サドルパッチがないやつで、ミンククジラなんかを主食とする、いわゆるキラーホエールの名に相応しい連中です。
爽たちのモデルは、一番小型のオルカなので、8〜9メートルぐらいだと思います。ストーリーの中では大きさを強調するため、ちょっとだけ故意に嘘をつきました。
それでもやっぱり、隣で泳がれたらデカいと思いますw。

ではでは、感想をくださった皆さま、本当にありがとうございました。m(__)m


  



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