【空想科学祭2011】感想・レビュー掲示板

青文字=BLUE部門は辛口NG、赤文字=RED部門は辛口OKです。
作者からのレスは、企画終了後に纏めておこなってください。


[11] 【RED】「銀河の両極」尚文産商堂 Name:空想科学祭実行委員会 2011/08/01(月) 00:55 [ 返信 ]
【題名】銀河の両極
【あらすじ】
金星、火星と木星の衛星に人類が住み始めてから150年。一つの連邦国として、これらの星を束ねているのは地球だ。太陽系連邦国という名前ではあるが、すでに太陽系外へと進もうとしている。連邦国が有している軍隊の中で、通称教育師団と言われている連邦宇宙軍第31師団は、冥王星に向けた教育航海を行おうとしていた。その航海に行くことを許されるのは、トップエリートであり、また、将校としてこれからの軍を率いていく者たちだけである。
【名前】尚文産商堂
【区分】中編(完結済)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n3904v/



[492] 【辛口】設定と展開の妙 Name:栖坂月 2011/09/07(水) 11:05
惜しい、の一言でした。
設定はとても面白かったと思います。このネタで一つ書いてみたいとすら思えるレベルでした。トラブルで遥か彼方に飛ばされ、そこから限定された条件の中で帰還を果たさなければならない、しかし実は裏側に……という内容自体は興味をそそられます。どんな危険や苦難が待ち受けているのか、それらをどのようにして乗り越えていくのか、人員は足りているか、物資は十分か、いざという時の備えは完了しているのか、考えられる方向性は山ほど存在します。
なのに、でした。
この作品で本来描くべきは設定の説明と顛末ではなく、その過程でこそあったハズです。この部分があまりに淡白だったせいで、どうしてもしっかりと話に入り切れなかったというのが本音でした。正直、事実が判明するまでの行程で話を魅せて欲しかったと思います。
ただ、文章は去年に比べてではありますが、かなり読みやすくなっていたと感じます。文章そのもので「あれっ?」と躓くことはほとんどなくなりました。まぁ『様式美』が多いのは相変わらずなんですが、こっちは好みの問題でしょうから個人的には構わないと思います。
作品の中で何が大切なのかを見極めること、その大切な部分で粘ること、ここを心掛けるだけでも作品の印象はずいぶんと変わっていたように思います。
知識と発想はこのままでも問題ないでしょうから、より良い作品作りに邁進してくださいませ。
いやホント、実に惜しい作品でした。


[531] 【やや辛口】おっ? おお〜 と思える展開 Name:招夏 2011/09/08(木) 17:40
この三年間で読んできたこの作者さんの作品の中では、ストーリー展開が一番巧妙なものになっていると思います。(なんかすみません、えらそうで…。読専の特権使います)

小説を書く時、あるいは読む時、何が心を引き付けるのかよく考えます。会話文だけでも駄目、地の文だけでも駄目、地の文も説明っぽくなったら面白くない。ほどよく仕上げるということがどれほど難しいか、書いてみて初めて知ることばかりです。

この作品では、会話文の比率があまりにも多く、まるで新幹線に乗っている気分になってしまいます。ほら、新幹線って、早過ぎて見えないから周りの景色を楽しめないでしょ? もう少し、その場の緊迫した雰囲気とか、緊急事態に対峙した人間の心の動きみたいなものまでをも感じさせるような書き方だったら、この小説は、もっともっと面白くなったと思います。

[589] 【少し辛口】感想です Name:HAL.A 2011/09/11(日) 09:35
 拝読しました。

 選び抜かれたエリートたち。原因不明の怪事象、襲い掛かってくる正体不明の敵。ロマンですね。なんだなんだと興味を引かれて、先の展開が気になりつつ読みました。謎の配置と伏線の確実な回収って、やっぱり読んでて気持ちいいです。

 ぜいたくをいえば、演出や登場人物の紹介が、少し弱いかなと。エリートである、とぽんと書いて終わりではなくて、どれくらい彼らが優秀なのか、普通の訓練生だったらこういう反応をするだろう状況で、このように的確に判断して行動している、というような、具体的にどうすごいのか、という部分が、地の文なりまわりの上官の反応なりで、もっと詳しく演出されていたら、読んでいてなお楽しかっただろうなと思います。
 人物については、特に矢井さんですね。個人的には、登場シーンでもうすこし彼女の描写を詳しく描いてほしかったなと思いました。

 ともあれ、楽しんで読ませていただきました。ありがとうございました!

[603] RE:【RED】「銀河の両極」尚文産商堂 Name:泰然寺 寂 2011/09/11(日) 21:34
 読書体験に必要なものがことごとく欠けているように感じました。
 設定だけ抜き出せばよくできているのだと思います。こういった科学的なことにはあまり明るくないため何とも言えないのですが、エネルギー補給の話などしっかり設定があるのだと思います。でも、そこから物語が始まっているとはあまり思えませんでした。
 結末の部分で実は××だったと種明かしをされるのですが、だからといってこうも上手く話が運ぶとなると、小説としての面白みに欠けます。問題が発生した次には結果が既に手に入っている。こうなると物語に起伏がなくなり、次にどんな問題が起ころうとも、「どうせ一発で解決するんでしょ?」と冷めた目で物語を見ることになってしまいます。宇宙という生身では人が生きられない環境があるのに、緊迫感がないのはちょっとどうかなあと。
 最後に五省についてありますが、こういうのは過程をしっかり書いてこそ際立つ演出であると感じました。

[678] 【辛口】描写不足を補えるか? Name:阿住悠亮 2011/09/16(金) 18:12
 話の筋としては、三つの作品の中で一番面白かったと思う。というのも、いわゆる起承転結があったからだ。
 だが、あくまで台本、あるいは設定書の域を出ていない。画面の向こうで何かが起きていて、アフレコで台詞が入っているのかと思ったくらいだ。
 作者が宇宙に対し、壮大な夢とロマンを持っているのはよーくわかった。しかし、それだけだ。
 人物を書きたいわけでは無いのだろうか、どうも、淡々としすぎて感情移入が難しい。何故そうなったのか、その奥にある物を垣間見せるような書き方をしていかないと、途中で読者が躓いてしまう。
 見せたい物と、実際に見えているものの違いを、自分なりに分析できているかどうかなのだ。
 船室の様子、戦闘シーンなど、引っ張ればこの数倍にはなっただろうと思われる箇所がかなり見受けられる。
 誰も見たことが無いものを描くには、描写あるのみ。勿論、書込過ぎも宜しくないが、この作品に関しては、全くと言っていいほど描写がない。これが、不満の元になっている。
 一人一人、登場人物に対しての掘り下げ、考え方や生き方についての語りも欲しかったし、テクノロジーの説明や、登場人物の目線から見えているものも、もっと知りたかった。そう思うと、設定は良いんだが、かなり勿体ない作品と言わざるを得ない。


[844] 【辛口】「銀河の両極」【ネタバレ】 Name:藤咲一 2011/09/29(木) 23:57
お久しぶりです。藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、〈RED〉部門の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

さらに上を目指すための通過点だった。
結果として、中佐を取り巻く上にあるような事であったのだと思いました。
けれど、個人的にはそれだけでは物足りない。
それは、科学技術面の話ではなく、人の成長として。
今回の一切合切が、中佐のために仕組まれていた事なのだとしたら、中佐の成長をもっと――と欲張りになった私です。
おじいちゃんからの訓育にしても、それらを物語る具体的なエピソードがあれば、ぐいっと際立ったのではないでしょうか。
体験があってこその、再確認若しくは、さらにその上を行くためのものになったのではないかなぁと、ひとり思うのでした。
なんてこと書いていますが、自分の事を棚に上げている私ですから、適当に流して下さい。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。

[961] 感想ありがとうございます。 Name:尚文産商堂 2011/10/05(水) 22:19
感想ありがとうございます。

この作品は、書きながら筋を考え続けるという、普段私が書いている方法でしています。なので、私自身がこれからどうするのか、オチはどう持っていくのかということを、書き始めた時点では考えてすらいませんでした。
なので、惜しいと言っていただけるのは、とても嬉しく思います。ありがとうございます。

これからも、精進いたしますので、どうか、ご声援のほど、よろしくお願いします。


  



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